病院関連プロジェクト紹介

病院関連
プロジェクト紹介

順天堂医院 Juntendo Hospital, Tokyo

病院の思想を具現化する。
〜 順天堂医院・手術室増設プロジェクト 〜

世界に誇れる医療施設であるために。

順天堂医院と当社の取引が始まったのは1944年。以降、70年以上にもわたって日本の医療をリードする同医院を、電気工事を通じて支えてきました。近年は同医院から依頼される案件がさらに増えています。そのきっかけは2009年。医院を停電にして行う年次点検の依頼を受け、検体の保護を目的に約1000ヶ所で仮設電源を設置して、無事、ミッションを完了しました。この働きが評価され、案件の増加につながったのです。

現在も、変化と進化を続ける順天堂医院。2015年には、約3年間もの歳月を掛けて、世界中の医療施設を第三者の視点で評価する国際非営利団体・JCIの認証を取得されました。ただ、一度認められたらいいわけではありません。2年に一度、更新審査があり、不合格になったら認証を喪失します。順天堂医院が、いつまでも世界に認められる医療施設であるようサポートし続けるのも、当社の使命なのです。2017年から立ち上がった手術室の増設プロジェクトも、ミッションを全うするために、一切の失敗は許されませんでした。

手術室の増設も、科目の変更も。

2階にある書室を透析の手術室に変更したり、耳鼻科として利用していた部屋を眼科にしたりするなど、数々の部屋を改修して手術室をつくるこのプロジェクトで、当社は電気工事を担いました。あらゆるリスクを想定し、トラブルの発生を未然に防ぐ工事は、病院関連工事で長い歴史を持つ国光施設工業だからこそできること。行われる手術の内容、オペ中に使われる機材や人の動きなどをイメージして施工計画を立案・実行しました。さらに、今回のプロジェクトでは、別の用途で利用していた部屋を理髪室にしたりするなど、医院全体のリニューアルにも関与。おかげでJCIの更新審査も滞りなくパスして、現在は、さらなるリニューアルに向けて工事を進めています。完工の予定は2021年7月頃。病院の電気・空調工事の専門チームを結成し、案件を進めている最中です。

このプロジェクトから読み取れるのは、実績に甘えることなく、時代の変化に応じて柔軟に対応し、技術を広げ、新しい医療の創造をサポートする当社独自の姿勢。このスタンスを強みにして、技術を磨き続け、順天堂医院の医療を支えていきます。