太陽光発電事業
プロジェクト紹介
駐車場を発電所・避難場所に。
〜ソーラーカーポート・設置プロジェクト 〜
駐車場に、数々の付加価値を。
2015年、千葉県長生郡の双葉電子工業株式会社さま・長生工場内に、全国の企業が注目する太陽光発電所が誕生しました。当社が独自に開発した“ソーラーカーポートシステム”を採用した“APPLE ONE”です。広大な駐車場に、太陽光をエネルギー源として電気を生産すると同時に、強い日差しや雨、雪などからクルマを守るパネルを設置。また、有事の際における地域の避難所としても活用できます。
実は、“APPLE ONE”くらい大規模なソーラーカーポートシステムを手掛けるのは、当社にとって初の試みでした。社長も肝いりのプロジェクトとして位置づけ、施工管理、設計、営業の分野で活躍する人材を集めて、オリジナルのチームを結成。双葉電子工業株式会社さま内にも仮設で事務所を設置しました。2014年6月に現地調査を始め、同年6月15日に工事エリア区画をA工区、B工区、C工区の3つに分割。翌日には、すぐ、A工区の土木基礎工事に着手。雑草が生い茂った敷地を調査・整備していきました。
全国の企業が“APPLE ONE”に興味津々。
調査・整備が終了したら、次は基礎工事。アンカーボルトの設置などを進めると同時に、建築確認申請をはじめ各種申請を実施。電気・計装工事だけでなく土木工事も守備範囲である当社の特徴を活かし、ワンストップで、かつスムーズにプロジェクトを進めていきました。しかし、予期せぬトラブルが起きたのも事実です。たとえば、整備した地面が、大雨になると水浸しになる事態。原因は、工事によって敷地内にある排水施設の機能が損なわれたこと。すぐ改良を重ね、解決することに成功しました。他にも数多くの試練に直面しましたが、チームの力で乗り切り、2015年の夏に“APPLE ONE”は稼働し始めたのです。
今、全国各地の企業から「“APPLE ONE”を見せてほしい」という依頼が舞い込んでいます。再生エネルギーの創出、CSRの観点に基づくBCP対策など、さまざまな価値を持つビジネスであることに加え、自社に安定した売上をもたらすことも大きな興味・関心を得るポイントです。実は、“APPLE ONE”の運営者は国光施設工業の子会社である国光エナジーサービス。このプロジェクトは、自社サービスの新たなスタイルを確立するための挑戦でもあったのです。